Unixコマンド100選

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基本コマンド

  1. ls – ディレクトリ内容の一覧表示
    • ls -l : 詳細リスト形式
    • ls -a : 隠しファイルを含める
    • ls -h : 人間に読みやすいサイズで表示
  2. cd – ディレクトリの変更
    • cd .. : 1つ上のディレクトリに移動
    • cd ~ : ホームディレクトリに移動
  3. pwd – 現在の作業ディレクトリを表示
    • pwd -P : シンボリックリンクを除いた物理ディレクトリを表示
  4. cp – ファイルやディレクトリをコピー
    • cp -r : ディレクトリを再帰的にコピー
    • cp -i : 上書きする前に確認
    • cp -v : コピー中のファイルを表示
  5. mv – ファイルやディレクトリを移動または名前変更
    • mv -i : 上書きする前に確認
    • mv -v : 移動中のファイルを表示
  6. rm – ファイルやディレクトリを削除
    • rm -r : ディレクトリとその内容を再帰的に削除
    • rm -i : 各削除前に確認
    • rm -f : 確認なしに強制削除
  7. mkdir – ディレクトリを作成
    • mkdir -p : 必要に応じて親ディレクトリも作成
    • mkdir -v : 作成するディレクトリを表示
  8. rmdir – 空のディレクトリを削除
    • rmdir -p : 親ディレクトリも削除(空の場合)
  9. touch – 空のファイルを作成またはファイルのタイムスタンプを更新
    • touch -a : アクセスタイムのみ変更
    • touch -m : 変更時間のみ変更
  10. cat – ファイルの内容を結合して表示
    • cat -n : 出力行に番号を付ける
    • cat -b : 空行を除いた行に番号を付ける

ファイル管理

  1. find – ディレクトリ階層内でファイルを検索
    • find . -name "*.txt" : 現在のディレクトリとサブディレクトリ内の全ての .txt ファイルを検索
    • find / -type d -name "folder" : ルートから始めて “folder” という名前のディレクトリを検索
  2. locate – 名前でファイルを検索
    • locate file_name : ファイル名で検索
  3. grep – パターンを使用してテキストを検索
    • grep -r "pattern" /path/to/dir : 指定ディレクトリ内を再帰的に検索
    • grep -i : 大文字小文字を区別しない
    • grep -v : 一致しない行を選択
  4. chmod – ファイルのモードやアクセス許可を変更
    • chmod +x file : ファイルを実行可能にする
    • chmod -R 755 directory : 再帰的に許可を変更
  5. chown – ファイルの所有者とグループを変更
    • chown user:group file : ファイルの所有者とグループを変更
    • chown -R user:group directory : 再帰的に所有者とグループを変更
  6. chgrp – グループ所有権を変更
    • chgrp group file : ファイルのグループ所有権を変更
    • chgrp -R group directory : 再帰的にグループ所有権を変更
  7. tar – ファイルをアーカイブ
    • tar -cvf archive.tar file1 file2 : アーカイブを作成
    • tar -xvf archive.tar : アーカイブを展開
    • tar -tvf archive.tar : アーカイブの内容を表示
  8. gzip – ファイルを圧縮
    • gzip file : ファイルを圧縮
    • gzip -d file.gz : ファイルを解凍
  9. gunzip – ファイルを解凍
    • gunzip file.gz : ファイルを解凍
  10. zip – ファイルをパッケージ化して圧縮
    • zip archive.zip file1 file2 : ZIPアーカイブを作成
    • zip -r archive.zip directory : ディレクトリを再帰的に圧縮

テキスト処理

  1. awk – パターンスキャンと処理言語
    • awk '{print $1}' file : ファイルの最初の列を表示
    • awk -F":" '{print $1}' /etc/passwd : “:” をフィールドセパレータとして使用
  2. sed – ストリームエディタ
    • sed 's/old/new/g' file : ‘old’ を ‘new’ にすべて置き換え
    • sed -n 'p' file : 一致する行のみを表示
  3. sort – テキストファイルの行をソート
    • sort file : ファイルの行をソート
    • sort -r file : 行を逆順にソート
    • sort -n file : 数値順にソート
  4. uniq – 重複行を報告または削除
    • uniq file : 重複行を削除
    • uniq -c file : 重複行の出現回数を表示
  5. cut – 各行からセクションを削除
    • cut -d":" -f1 /etc/passwd : デリミタ “:” で区切り、最初のフィールドを表示
    • cut -c1-5 file : 各行の最初の5文字を切り取る
  6. paste – ファイルの行を結合
    • paste file1 file2 : 対応する行を結合
    • paste -d, file1 file2 : カンマをデリミタとして使用
  7. tr – 文字を変換または削除
    • tr 'a-z' 'A-Z' < file : 小文字を大文字に変換
    • tr -d 'aeiou' < file : 母音を削除
  8. diff – ファイルを行ごとに比較
    • diff file1 file2 : 2つのファイルを比較
    • diff -u file1 file2 : 統一された差分フォーマット
  9. patch – 元のファイルに差分を適用
    • patch < diff_file : パッチを適用
    • patch -p1 < diff_file : 最小のプレフィックスを削除
  10. wc – 各ファイルの行数、単語数、バイト数を表示
    • wc file : 行数、単語数、バイト数を表示
    • wc -l file : 行数を表示
    • wc -w file : 単語数を表示

システム情報

  1. uname – システム情報を表示
    • uname -a : すべてのシステム情報を表示
    • uname -r : カーネルリリースを表示
  2. top – タスクマネージャを表示
    • top -u user : 特定ユーザーのタスクを表示
    • top -p pid : 特定プロセスのタスクを表示
  3. htop – インタラクティブプロセスビューア
    • htop : htopを起動
    • htop -u user : 特定ユーザーのプロセスを表示
  4. df – ファイルシステムのディスク使用量を報告
    • df -h : 人間に読みやすい形式で表示
    • df -T : ファイルシステムの種類を表示
  5. du – ファイルスペースの使用量を推定
    • du -h : 人間に読みやすい形式で表示
    • du -s : 各引数の合計を表示
  6. free – システムの空きメモリと使用済みメモリを表示
    • free -h : 人間に読みやすい形式で表示
    • free -m : メガバイト単位で表示
  7. uptime – システムの稼働時間を表示
    • uptime : システムの稼働時間を表示
  8. hostname – システムのホスト名を表示または設定
    • hostname : ホスト名を表示
    • hostname new_hostname : 新しいホスト名を設定
  9. who – ログインしているユーザーを表示
    • who -a : 利用可能なすべての情報を表示
  10. w – ログインしているユーザーとその活動を表示
    • w : ログインしているユーザーとその活動を表示

ネットワーキング

  1. ping – ネットワークホストにICMP ECHO_REQUESTを送信
    • ping -c 4 host : 4つのパケットを送信して停止
    • ping -i 0.5 host : パケット間の間隔を設定
  2. ifconfig – ネットワークインターフェースの設定
    • ifconfig : すべてのインターフェースを表示
    • ifconfig interface down : インターフェースを停止
  3. netstat – ネットワーク接続、ルーティングテーブル、インターフェース統計を表示
    • netstat -a : すべてのソケットを表示
    • netstat -r : ルーティングテーブルを表示
  4. curl – データをサーバー間で転送
    • curl -O URL : URLからファイルをダウンロード
    • curl -I URL : URLからヘッダーを取得
  5. wget – 非対話型ネットワークダウンローダー
    • wget URL : URLからファイルをダウンロード
    • wget -c URL : 部分ダウンロードを継続
  6. ssh – OpenSSH SSHクライアント
    • ssh user@host : ユーザーとしてホストに接続
    • ssh -p port user@host : ポートを指定して接続
  7. scp – セキュアコピー(リモートファイルコピー)
    • scp file user@host:/path : ファイルをリモートホストにコピー
    • scp -r directory user@host:/path : ディレクトリをリモートホストにコピー
  8. ftp – ファイル転送プロトコルクライアント
    • ftp host : FTPホストに接続
    • ftp -n : 自動ログインを無効にする
  9. telnet – TELNETプロトコルのユーザーインターフェース
    • telnet host port : 指定ポートでホストに接続
    • telnet host : デフォルトポートでホストに接続
  10. nc – Netcat、ネットワークの万能ツール
    • nc -l port : ポートを監視
    • nc host port : 指定ポートでホストに接続

システム監視

  1. ps – 現在のプロセスのスナップショットを報告
    • ps aux : すべてのプロセスを表示
    • ps -ef : フルフォーマットリスト
  2. kill – プロセスにシグナルを送信
    • kill -9 pid : 強制的にプロセスを終了
    • kill -SIGTERM pid : プロセスを正常終了
  3. pkill – 名前やその他の属性に基づいてプロセスにシグナルを送信
    • pkill -9 process_name : 名前でプロセスを強制終了
    • pkill -u user : ユーザー所有のプロセスを終了
  4. xkill – Xリソースでクライアントを終了
    • xkill : 対話型クライアント終了
  5. dmesg – カーネルリングバッファを表示または制御
    • dmesg | grep keyword : 出力でキーワードを検索
    • dmesg -c : リングバッファをクリア
  6. iostat – CPUおよびI/O統計を報告
    • iostat -c : CPU使用率を報告
    • iostat -d : デバイス使用率を報告
  7. vmstat – 仮想メモリ統計を報告
    • vmstat 1 5 : 1秒ごとに5回サンプル
  8. lsof – 開いているファイルを一覧表示
    • lsof -i : 開いているネットワーク接続を表示
    • lsof +D /path : ディレクトリ内の開いているファイルを表示
  9. strace – システムコールとシグナルをトレース
    • strace -p pid : 実行中のプロセスにアタッチ
    • strace -o output.txt command : トレースをファイルに書き込む
  10. sar – システム活動情報を収集、報告、または保存
    • sar -u 1 : 1秒ごとにCPU使用率を表示
    • sar -r : メモリ使用量を表示

パッケージ管理(ディストリビューションによる)

  1. apt-get – APTパッケージ管理ユーティリティ(Debian系)
    • apt-get update : パッケージリストを更新
    • apt-get install package : パッケージをインストール
  2. yum – パッケージマネージャー(RPM系)
    • yum update : すべてのパッケージを更新
    • yum install package : パッケージをインストール
  3. dnf – パッケージマネージャー(yumの後継)
    • dnf update : すべてのパッケージを更新
    • dnf install package : パッケージをインストール
  4. pacman – パッケージマネージャーユーティリティ(Arch Linux)
    • pacman -Syu : パッケージを同期および更新
    • pacman -S package : パッケージをインストール
  5. rpm – RPMパッケージマネージャー
    • rpm -i package.rpm : パッケージをインストール
    • rpm -e package : パッケージを削除
  6. dpkg – Debianパッケージマネージャー
    • dpkg -i package.deb : パッケージをインストール
    • dpkg -r package : パッケージを削除
  7. snap – Snapパッケージマネージャー
    • snap install package : Snapパッケージをインストール
    • snap remove package : Snapパッケージを削除
  8. flatpak – サンドボックス化されたデスクトップアプリケーションの構築、配布、実行システム
    • flatpak install package : Flatpakパッケージをインストール
    • flatpak remove package : Flatpakパッケージを削除
  9. brew – Homebrewパッケージマネージャー(macOS/Linux)
    • brew install package : パッケージをインストール
    • brew update : Homebrewとすべてのパッケージを更新
  10. port – MacPortsパッケージマネージャー
    • port install package : パッケージをインストール
    • port upgrade outdated : 古くなったパッケージを更新

ディスク使用量と管理

  1. fdisk – Linux用のパーティションテーブル操作ツール
    • fdisk -l : すべてのパーティションを一覧表示
    • fdisk /dev/sdX : 特定のディスクのパーティションを変更
  2. mkfs – Linuxファイルシステムを構築
    • mkfs -t ext4 /dev/sdX1 : ext4ファイルシステムを作成
  3. fsck – ファイルシステムの一貫性チェックおよび修復
    • fsck /dev/sdX1 : ファイルシステムをチェックおよび修復
  4. mount – ファイルシステムをマウント
    • mount /dev/sdX1 /mnt : ファイルシステムをマウント
    • mount -t type device dir : 特定のタイプでマウント
  5. umount – ファイルシステムをアンマウント
    • umount /mnt : ファイルシステムをアンマウント
  6. lsblk – ブロックデバイスに関する情報を表示
    • lsblk -f : ファイルシステムを表示
  7. blkid – ブロックデバイスの属性を検索/表示
    • blkid /dev/sdX1 : 特定デバイスの属性を表示
  8. df – ファイルシステムのディスク使用量を報告
    • df -h : 人間に読みやすい形式で表示
    • df -i : インデックスノードの使用量を表示
  9. du – ファイルスペースの使用量を推定
    • du -h : 人間に読みやすい形式で表示
    • du -s : 各引数の合計を表示
  10. parted – パーティション操作プログラム
    • parted /dev/sdX : 特定のディスク用にpartedを起動
    • parted /dev/sdX print : パーティションテーブルを表示

ユーザーと権限

  1. adduser – システムにユーザーを追加
    • adduser username : 新しいユーザーを追加
    • adduser username group : ユーザーをグループに追加
  2. deluser – システムからユーザーを削除
    • deluser username : ユーザーを削除
    • deluser username group : ユーザーをグループから削除
  3. usermod – ユーザーアカウントを変更
    • usermod -aG group username : ユーザーをグループに追加
    • usermod -l new_username old_username : ユーザー名を変更
  4. passwd – ユーザーパスワードを変更
    • passwd username : ユーザーのパスワードを変更
  5. groupadd – システムにグループを追加
    • groupadd groupname : 新しいグループを作成
  6. groupdel – システムからグループを削除
    • groupdel groupname : グループを削除
  7. groups – グループメンバーシップを表示
    • groups username : ユーザーのグループを表示
  8. chown – ファイルの所有者とグループを変更
    • chown user:group file : ファイルの所有者とグループを変更
    • chown -R user:group directory : 再帰的に所有者とグループを変更
  9. chmod – ファイルアクセス権限を変更
    • chmod +x file : ファイルを実行可能にする
    • chmod -R 755 directory : 再帰的に権限を変更
  10. su – ユーザー識別を変更
    • su - : ルートユーザーに切り替え
    • su - username : 別のユーザーに切り替え

その他

  1. alias – コマンドのエイリアスを作成
    • alias ll='ls -la' : ls -la のエイリアスを作成
  2. unalias – エイリアスを削除
    • unalias ll : エイリアス ll を削除
  3. env – 環境を表示または変更された環境でプログラムを実行
    • env : すべての環境変数を表示
    • env VAR=value command : コマンドのために変数を設定
  4. export – 環境変数を設定
    • export VAR=value : 変数をエクスポート
  5. source – 現在のシェルでファイルからコマンドを実行
    • source filename : ファイルからコマンドを実行
  6. echo – テキスト行を表示
    • echo "text" : テキストを画面に表示
    • echo $VAR : 変数の値を表示
  7. date – システムの日付と時間を表示または設定
    • date : 現在の日付と時間を表示
    • date +%Y-%m-%d : 特定の形式で日付を表示
  8. cal – カレンダーを表示
    • cal : 現在の月のカレンダーを表示
    • cal year : 特定の年のカレンダーを表示
  9. time – プログラムの実行時間を測定
    • time command : コマンドの実行時間を測定
  10. sleep – 指定した時間だけ待機 – sleep 5 : 5秒間待機

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