Go言語の開発環境を導入および設定する手順を説明します。
ステップ1: Goの公式サイトからインストーラをダウンロード
Go言語の公式サイト(https://golang.org/dl/)から、お使いのOSに合わせたインストーラをダウンロードします。
ステップ2: Goのインストール
ダウンロードしたインストーラを実行し、指示に従ってインストールを完了させます。
- Windows:
.msi
ファイルを実行します。 - macOS:
.pkg
ファイルを実行します。 - Linux:
.tar.gz
ファイルを展開し、指示に従ってインストールします。
ステップ3: PATHの設定 (Windows)
Windowsの場合、インストール時に自動的にPATHが設定されるはずですが、手動で設定する必要がある場合は、以下の手順に従います。
- システムの環境変数を編集するため、「スタート」メニューから「コントロール パネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」を選択します。
- 「システムの詳細設定」をクリックし、「環境変数」ボタンをクリックします。
- 「システム環境変数」の「Path」を選択し、「編集」ボタンをクリックします。
- 「新規」ボタンをクリックし、Goのインストールディレクトリ(デフォルトは
C:\Go\bin
)を入力して「OK」をクリックします。
ステップ4: GOPATHの設定
Go言語では、ワークスペースを管理するためにGOPATHという環境変数が使用されます。GOPATHはデフォルトで%USERPROFILE%/go
(Windowsの場合)または$HOME/go
(Unix系の場合)に設定されています。
ステップ5: エディタの選択
Go言語のコーディングには、任意のテキストエディタやIDE(統合開発環境)を使用できます。よく使われるエディタやIDEには次のようなものがあります。
- Visual Studio Code (Microsoft)
- GoLand (JetBrains)
- Atom (GitHub)
- Sublime Text
- Vim/Neovim
- Emacs
Visual Studio CodeとGoLandは、Go言語の開発に特化した機能が豊富に用意されているため、初心者にもおすすめです。
ステップ6: Hello, World!
Go言語の開発環境が正しく設定されたことを確認するために、簡単なHello, World!プログラムを作成してみましょう。
- GOPATHディレクトリ(
%USERPROFILE%/go
または$HOME/go
)に移動します。 src
ディレクトリを作成します。src
ディレクトリ内にhello
ディレクトリを作成します。hello
ディレクトリ内にmain.go
ファイルを作成し、以下のコードを入力します。
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Println("Hello, World!")
}
- ターミナル(コマンドプロンプト)を開き、
hello
ディレクトリに移動します。 go run main.go
と入力するとプログラムが実行され、”Hello, World!”と出力されます。
以上の手順を行えば、Go言語の開発環境が正しく導入および設定されています。これでGo言語によるプログラミングを始められます。
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