リモートワーク環境でチームをまとめ上げるには、対面環境とは異なるマネジメントスキルが求められます。本日は、リモートワークマネージャーとして心に留めておくべき重要ポイントと、実践したい効果的な習慣をご紹介します。
【マインドセットの重要性】
リモートマネジメントでは、物理的な距離を越えてメンバーとの信頼関係を築き、高いパフォーマンスを引き出すことが肝心です。そのためには、以下の3つの心構えが不可欠です。
- メンバーを信頼する リモートにおいては、メンバーの作業状況を完全に監視することはできません。だからこそ、メンバー一人ひとりの自主性と自覚を信頼し、過度な管理はしないことが大切です。
- 情報の非対称性に留意する
対面環境に比べ、メンバーからの情報入手が限定的になります。メンバーの表情や仕草から示される微少な変化を逃さず、気になる点があれば早めに確認することが肝心です。 - 成果で評価する 出勤時間や作業工程ではなく、あくまでも成果で評価することを心がけます。メンバーのやる気を引き出し、自発的に最大限の力を発揮してもらえるよう努めましょう。
【習慣として実践したい5つのポイント】
- 朝と夕方のミーティングコール
作業開始前と終了後に、ビデオ会議で全員と簡単な打ち合わせを行います。作業効率化とコミュニケーション活性化につながります。 - 週次ミーティングの場の提供 週1回、全員が参加できるウェビナー形式のミーティングを設け、プロジェクトの進捗共有や課題検討の場とします。アジェンダと議事録の共有を怠らないよう心がけましょう。
- 1on1ミーティングの実施 月に1回程度、メンバー一人ひとりと個別でウェビナーミーティングを行います。個人面談の機会を設けることで、メンバーの不安や要望をタイムリーに汲み取ることができます。
- SNSグループでの情報共有と雑談 チャット機能付きのSNSグループを立ち上げ、プロジェクトの情報を共有すると同時に、雑談の場としても活用しましょう。リモートでも自然なコミュニケーションが生まれます。
- オンラインイベントの企画・運営 チーム会食、ゲーム大会、プレゼン大会などのオンラインイベントを毎月開催し、メンバー同士のつながりと会社へのエンゲージメントを高めることができます。
リモートマネジメントは決して簡単ではありませんが、適切な心構えと工夫次第で十分その力を発揮できます。マネジメント力の強化に向け、本記事を参考にして実践を重ねてみてはいかがでしょうか。
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