Jenkinsは、オープンソースの継続的インテグレーション(CI)およびデプロイメントツールです。以下に、Jenkinsの具体的な使用例を含むマニュアルを示します。
Jenkinsのインストールと起動
- Jenkinsの公式サイト(https://www.jenkins.io/)からパッケージをダウンロードします。
- パッケージをインストールします。
- Jenkinsを起動します。
Jenkinsへのアクセス
- ブラウザを開き、
http://localhost:8080
にアクセスします。 - 最初のログイン時に、パスワードを入力するよう求められます。パスワードは
/var/lib/jenkins/secrets/initialAdminPassword
ファイルから取得できます。 - プラグインのインストールとカスタマイズを行います。
ジョブの作成
- Jenkinsのダッシュボードで「新規ジョブ作成」をクリックします。
- ジョブ名を入力し、ジョブの種類を選択します(Freeスタイル・プロジェクトが一般的)。
- 「OK」をクリックして、ジョブを作成します。
ソースコード管理の設定
- ジョブ設定画面で「ソースコード管理」セクションに移動します。
- リポジトリの種類を選択します(Git、SVNなど)。
- リポジトリのURLを入力します。
- 必要に応じて、ブランチやクレデンシャルを設定します。
ビルドトリガの設定
- ジョブ設定画面で「ビルドトリガ」セクションに移動します。
- ビルドのタイミングを選択します(例: Gitのプッシュフック、ポーリング)。
ビルド手順の設定
- ジョブ設定画面で「ビルド」セクションに移動します。
- ビルドの手順を追加します(例: シェルスクリプトの実行、Mavenのゴール実行)。
ビルド後の処理の設定
- ジョブ設定画面で「ビルド後の処理」セクションに移動します。
- ビルド成功時や失敗時の処理を設定します(例: アーティファクトのアーカイブ、通知の送信)。
ジョブの実行
- ジョブ設定が完了したら、「ビルドの実行」をクリックしてジョブを実行します。
- コンソール出力でビルドの進行状況を確認できます。
ビューの作成
- Jenkinsのダッシュボードで「新規ビューを作成」をクリックします。
- ビュー名を入力し、ビューの種類を選択します(リストビューが一般的)。
- 表示するジョブを選択し、「OK」をクリックして作成します。
これらの手順に従えば、Jenkinsを使ったCI/CDパイプラインを構築できます。Jenkinsには他にも多くの機能がありますので、公式ドキュメントを参照して、さらなる活用方法を学ぶことをお勧めします。
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